クレーン付きトラック、バスの乗客を直撃

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5日午前7時50分ごろ、徳島県牟岐町内の国道55号で、急停車した前走車を避けようとしたクレーン付きトラックが対向車線側へ進入。対向車線を進行してきた路線高速バスと衝突する事故が起きた。クレーンの直撃を受けたバスの乗客1人が死亡している。

徳島県警・牟岐署によると、現場付近を走行していた軽乗用車が、前方に鹿の死骸があることに気づいて急停車。後続の中型ユニック車(クレーン付きトラック)が追突を避けようと対向車線側へ進入したところ、直後に対向車線を進行してきた徳島バスが運行する路線高速バス(室戸発/大阪なんば行き)の側面部に衝突した。

ユニック車のクレーンアームがバス右側の窓を直撃。前から5列目の窓側席に着座していた大阪府大阪市内に在住する62歳の女性が頭部強打でまもなく死亡。他の乗客5人と、バスを運転していた61歳の男性が打撲などの軽傷。ユニック車を運転していた北島町内に在住する30歳の男性も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。

現場は牟岐町橘付近で片側1車線。緩やかなカーブが連続する区間となっている。警察では当事者から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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