「コカ・コーラ ゼロ 鈴鹿8時間耐久ロードレース」で、昨年に引き続き「8tai!ヤング割0円!キャンペーン」が実施され、好調な反応に関係者も胸をなで下ろしている。
18歳から22歳の男女を対象にするもので、申込み先着2000人を7月25日の「入場+V1特設エリア」に無料招待する。V1エリアへの入場の決勝日当日料金は1万3000円。これがインターネットによる先着申込みで無料になる。8耐観戦では中高生から入場券が必要なので、国内最大級のバイクイベントとしては、かなりの大盤振る舞いだ。
しかし、それでもぬぐえない不安があった。昨年は、決勝日当日までの応募が1800人と定員に達せず、当日来場者にもキャンペーンを受け付けた。
「今年はまだ応募可能ですが、開催日までには定員に達する予定です」と、鈴鹿サーキットを運営する「モビリティランド」の広報担当者は話す。
背景には8耐の急速な入場者数の減少がある。ワイン・ガードナーと平忠彦が激しくぶつかった1990年のレースをピークに、8耐の入場者数は下降の一途をたどっている。
当時、8耐はは日本最大の「モータースポーツ」イベントと呼ばれていた。その頃の入場者数は4日間で36万8000人だった。それが昨年は10万3500人にまで減少した。
関係者は「昨年はリーマンショックなど経済環境や、ホンダワークスが参戦を断念するなどの影響を受けたのではないか。ここ数年の13万人台を回復することを期待している」と、話す。
8tai!ヤング割0円!キャンペーン URL
http://www.suzukacircuit.jp/8tai/campaign/campaign01.html