東芝、カザフの企業とレアメタル事業で合弁

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東芝は3日、カザフスタン共和国の国営企業カザトムプロムと、レアメタル分野で提携して合弁会社を設立することで合意したと発表した。

カザトムプロム社のレアアースを含むレアメタル製造と東芝の製品開発、製造技術のシナジーを追求、両社で開発した超電導機器用の材料として使用されるニオブ材、核融合炉などに使用されるベリリウム材などの応用製品、タンタル材を世界的に販売していく。製品はカザトムプロムのウルバ工場で製造する。

新会社の資本金は500万ドル。出資比率はカザトムプロムが51%、東芝が49%で、今年9月ごろ設立する予定。

合弁会社では、ウラン採掘のプロセスの副産物である希少金属を有効に回収する技術を使って、航空機やガスタービン用のスーパーアロイに用いられるレニウムや、電気自動車(EV)、ハイブリッドカー(HV)のモーター用材料として用いられるネオジウム、ディスプロシウムを回収・販売する。

これら今後の需要拡大が見込まれるレアアースの新規供給原としてカザフで探索し、事業の拡大を図る方針だ。

《レスポンス編集部》

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