修理に使うと…ストッキングを騙し取る

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広島県警は12日、「オイル漏れを修理する」という名目で女性の着用していたストッキングを騙し取っていたとして、山口県和木町内に在住する49歳の男を詐欺容疑で逮捕した。2009年ごろから同様の事件が相次いでおり、逮捕した男との関連を調べている。

広島県警・大竹署によると、逮捕された男は2010年4月1日の午後9時20分ごろ、大竹市本町1丁目(N34.12.34.8/E132.13.15.8)付近の国道186号で、前に停車した軽乗用車を運転していた21歳の女性が身につけていたストッキングを騙し取った疑いがもたれている。

男は信号待ちで停車した際、女性に「オイルが漏れている。ストッキングがあれば漏れを止めることができる」などと声を掛け、女性にその場でストッキングを脱がせた。男は作業を行うふりをしてストッキングを持ち去った。

その後、女性は交際中の男性に「クルマが壊れてオイルが漏れているらしい」と話をしたが、修理の形跡がまったくみられなかったことに不審を抱き、女性に対して警察に通報するように促した。女性は男が乗っていたクルマのナンバーと車種を記憶しており、警察ではこれを元に男を特定。12日までに逮捕している。

逮捕された男の自宅からは、使用済みのストッキング11枚が発見されており、調べに対しては「コンビニ駐車場で女性を物色し、声を掛けた」などと容疑への関与を認めているという。

現場周辺では2009年10月ごろから同様の被害が相次いでおり、警察ではこれらの事件に男が関与した可能性が高いとみて、厳しく追及していく方針だ。

《石田真一》

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