マセラティジャパン設立

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グランカブリオ(資料画像)
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マセラティS.p.Aは、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが保有するマセラティの輸入権を、本国マセラティS.p.Aが設立するマセラティジャパンに移管することに合意したと発表した。

業務スタートは2011年1月1日より。代表は現マセラティ社日本統括マネージャーのファブリッツィオ・カッツォーリ氏が就任する。

来年で創立150周年を迎えるコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは1997年よりマセラティ社の輸入総代理店であったが、今後は2011年1月1日よりディーラー契約に移行することとなる。

マセラティS.p.Aアジアパシフィック代表シモーネ・ニコライ氏はマセラティジャパン設立に関し、「戦略的に重要な市場に子会社を置くというマセラティ社のグローバル戦略の一環」とし、「日本市場におけるメインパートナーであるコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドとともにこの移管プロセスがスムーズかつ効率的に進むよう緊密に連携し、ディーラーや顧客に何らかの影響や支障がないよう最善を尽くしていく」とコメントした。因みに現在子会社は北米、ドイツ、イギリス、フランス、中国などに設立している。

2009年度、マセラティ社にとって日本市場はアジア太平洋地域のトップで、世界第4位のマーケット(331台、7.3%のシェア)である。2010年度の第1四半期もこの傾向が継続しており、新会社設立後はそのシェアを10%程度に伸ばしたい(シモーネ・ニコライ氏)考えだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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