富士通野副元社長、地位保全を求める仮処分申し立てを取り下げ

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元社長の退任を巡る問題で富士通は9日、野副州旦元社長が取締役としての地位保全を求める仮処分申立を取り下げていたと発表した。

富士通の代表取締役社長だった野副氏は2010年3月、横浜地方裁判所川崎支部に「ねつ造された虚構を理由に解任された」もので、辞任は詐欺・強迫または錯誤にもとづくものであるとして、取締役への復帰を求める地位保全の仮処分を申請した。

同社は、野副氏の辞任が法的に問題ないとして争う姿勢を打ち出し、2回の審尋期日を経て双方ともに主張、証拠の提出は尽くされたとして、4月6日に結審し、近く裁判所の決定が出される予定だった。

しかし4月8日になって申立取下書が裁判所から富士通に送達され、結審日である4月6日に野副氏が申立を取り下げていたことが判明した。

同社は野副氏辞任の経緯について、来週にも記者会見を開き、説明するとしている。

《レスポンス編集部》

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