JR東日本は埼京線(東京都 - 埼玉県)を走る32編成の列車すべてに、車内防犯カメラを設置することを発表した。
同社は昨年末から車内防犯カメラを試験的に設置。その効果を確かめていたが、4月5日本格導入を決めた。6月以降、順次各車両への設置をスタートさせる。
1編成で設置する防犯カメラは4台。痴漢犯罪が多発する大宮方向1号車に集中して取り付ける。運転台に最も近い出入口に2台、その隣の出入口に2台。いずれも新宿方向を向けて取り付ける。
埼京線は10両で1編成だが、大宮方向の1号車は、池袋、新宿のターミナル駅のホーム階段に最も近く、犯行後に人混みに紛れ込みやすいせいか、痴漢被害が他の車両より多いため、そこにカメラの抑止効果を期待する。
埼京線、川越線(大宮 - 川越間)、東京臨海高速鉄道線で防犯カメラを作動させる。