右直事故のクルマ、歩道の歩行者も弾き飛ばす

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14日深夜、大阪府和泉市内の国道26号で、交差点を右折しようとしていた乗用車と、対向車線を直進してきた別の乗用車が衝突。直進車が路外に逸脱して歩道に乗り上げ、歩行者2人をはねる事故が起きた。この事故で歩行者が死傷している。

大阪府警・和泉署によると、事故が起きたのは14日の午後11時30分ごろ。和泉市富秋町2丁目(N34.30.16.4/E135.26.8.8)付近の国道26号で、交差点を右折しようとしていた乗用車に対し、対向車線を直進してきた別の乗用車が衝突した。

直進の乗用車は衝突を避けようと急ハンドルを切ったが、この弾みで道路左側の歩道に乗り上げ、歩道にいた歩行者2人を次々にはねた。2人は約15m離れたファミリーレストラン駐車場まで弾き飛ばされ、このうち65歳の女性が頚部骨折でまもなく死亡。65歳の男性も全身を強打する重傷を負った。直進車を運転していた大阪市淀川区内に在住する23歳の男性も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。

警察は強引な右折が事故の主因として、右折車を運転していた泉大津市内に在住する21歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを進めている。

現場は片側2車線の直線区間。逮捕された男は調べに対して「直進車の速度を見誤った。まだ大丈夫と思って右折した」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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