16日、パナソニックのナビゲーションシステム夏モデルが発表された。PNDのストラーダポケット5機種とAV一体型のミドルクラス3機種で、主力商品のアップデートを図った。いずれも機能を大幅に向上させた力作である。同社がここにきて積極的な新製品で攻勢を強める背景はどこにあるのか。事前のメディア向け記者会見で、市販ビジネスユニット長の木村真人氏はストラーダシリーズの2009年出荷台数が予想以上の伸びを示していることを明らかにした。OEMを除いた市販カーナビはトータル210万台での着地が予想され、内訳は据え置きは102万台、PNDは108万台の見込みだという。市場全体がほぼ横ばいから微増で推移する中で昨年度比25%増という大幅な伸びを達成している。自社開発に切り替えたPND「ストラーダポケット」の販売増に加えて、ミドルクラスを中心とするAV一体型も堅調に伸びた。国内マーケティングチームの加藤和彦氏は「PNDは位置精度の向上やFM-VICSの標準搭載化が、ミドルクラスは充実したAV機能と高品位なUIが特に好評」と分析する。木村氏も「自動車補助金のおかげか、こんな不況にかかわらず、こんなに伸びるものか」と驚いたという。また、「2008年から2009年の年明けにかけては、安い商品に注目が集まったが、年明け以降から状況が変化してきた。たとえばマクドナルドのテキサスバーガーのように、需要を喚起するような特徴ある商品を打ち出すことができれば、ユーザーは付いてくる。そこで、2010年の新モデルでは、ターゲットユーザーを絞り込み、カーナビにオピニオンを持つユーザーへ積極的に売り込んでいくこと狙った」とコメントし、Webマーケティングを中心に積極的に取り組んで行く姿勢を示した。
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