【ジュネーブモーターショー10】アバルト 500 にコンバーチブル…日本導入

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アバルト 500C
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フィアットのスポーツブランド、アバルトは24日、『アバルト500C』を、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーに出品すると発表した。

アバルト 500Cは、電動キャンバストップを備えたフィアット『500C』をベースに、アバルトのスポーツテイストを付加した仕様。アバルトとしては、初のオープンモデルとなる。

1368cc直列4気筒ガソリンエンジンには、IHI製ジオメトリーターボを装着。最大出力140ps/5000rpm、最大トルク18.4kgm/4500rpmを発生する。オーバーブーストモードでは、最大トルクは21kgm/2000rpmに引き上げられる。

トランスミッションは、ハッチバックの5速MTに代えて、パドルシフト付きの6速2ペダルMT、「アバルトコンペティツィオーネ」を新採用。スポーツモードでは、シフトチェンジに要する時間が短縮される。この結果、アバルト 500Cは、0 - 100km/h加速8.1秒、最高速205km/hという優れた動力性能を発揮。欧州複合モード燃費は15.38km/リットル、CO2排出量は155g/kmと環境性能も高く、排出ガス性能はユーロ5を満たす。

もちろん、サスペンションやブレーキは強化されており、快音を奏でるスポーツエグゾーストも装備。アバルト専用のボディキットやバケットシート、アルミホイール、TTC(トルク・トランスファー・コントロール)なども採用される。タイヤは195/45R16サイズが標準で、205/40R17サイズはオプションだ。

ハッチバックにはないツートンボディも用意され、グレーを基本色に、レースホワイトかブラックで塗り分け。ソフトトップの色は、ブラックまたはチタニウムグレーが選択できる。

アバルトは、「欧州と日本へ投入する」と宣言。アバルト 500の日本価格が295万円であることを考えると、アバルト500Cは335万円程度で上陸となりそうだ。

《森脇稔》

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