米国IIHS(道路安全保険協会)は18日、ヒュンダイ『ソナタ』を「2010トップセーフティピック」に選定した。ソナタはヒュンダイのグローバル主力セダンで、新型は1月、米国市場へ投入されたばかりだ。
IIHSの衝突テストは前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで実施。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。IIHSは総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に認定し、衝突安全面でのお墨付きを与えている。
ソナタの衝突テストは、2.4リットル直列4気筒エンジンを積む「GLS」グレードで行われた。前後席のカーテンエアバッグやフロントシート内蔵エアバッグを標準装備。ESP(エレクトリック・スタビリティ・コントロール)も標準だ。
テスト結果を検証すると、前面衝突では頭、首、胸、膝、足と、すべての部位に受けるダメージが最小限で、各部位がGOOD(優)評価。側面衝突も同様に、すべての部位がGOOD(優)評価だ。ただし、ボディの安全構造に関してはACCEPTABLE(良)評価。総合評価では、最高のGOOD(優)を獲得した。
新型ソナタは米国アラバマ工場で現地生産され、米国市場では1月に発売されたばかり。ベースモデルで2万ドル(約180万円)以下の価格を掲げ、トヨタ『カムリ』やホンダ『アコード』に対抗する。