ドライバーズシートに収まって、まずAピラーが意外と立っていることを実感。この時点で、ホイールベースが『7シリーズ』の標準ボディと同じ3070mmであることを思い出す。ルーフラインこそファーストバックだが、クーペらしさなら『X6』のほうが上。コチラは一見、同様のスタイルだが、1565mmの全高は7シリーズより75mmも高い。ルーフ後半の落ち具合もX6ほど極端でなく、後席は、頭上、足元とも余裕はたっぷり過ぎるほど。つまり、実は十分にフォーマルなクルマという訳だ。コレなら空港で出迎えられても、普通のノッチバックセダンとは形が違うから、わかりやすそう。大きく&小さく2通りに開くトランクは、使い分けが出来て便利だろう。試乗できたのは4.4リットルのV8(407ps/61.2kgm)搭載の550iで、悠然とした走りっぷりは、まさに夢見心地。CONFORT/NOMAL/SPORT/SPORT+の4モードに切り替え可能な「ダイナミック・ドライブ・コントロール」は、各モードごと絶妙な設定。SPORT+でも、乗り味を犠牲にせず、キレのいい走りが楽しめた。■レスポンス5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より「GOLD CARトップ・ニューカー速報」の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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