日本自動車大学校(NATS)のブースでは、毎年恒例の学生たちによるカスタムカーが展示されていた。目を引いたのは『ランサーエボリューション8』のSUV仕様車。この車両は、前半分がランエボ8で、後部のハッチバック部分はフォルクスワーゲン『ゴルフ』という変わった自動車だ。
NATSカスタマイズ科 課長・鈴木氏に話を伺うと、このクルマはすべて学生たちの手によって作られたそうだ。当初はランエボをアメ車風に改造する案もあったそうだが、最終的にはゴルフと合体させることによってSUV仕様に落ち着いた。このカスタマイズは授業の一環なので、改造に使える費用は100万円、制作期間は約半年というルールが設けられている。
担当した学生は、「ランエボ8の軽快な走りはそのままに、十分なラゲッジスペースを確保したクルマ。内装もきれいに仕上げるように努力した」と語った。なお、このクルマは改造車申請を通して、学校行事のツーリングに使用するとのこと。