トヨタは15日、GAZOO Racingの活動を通じて追求してきた「クルマの味」をより幅広い顧客に提供するスポーツコンバージョン車を開発・シリーズ化し、シリーズ名称を「G Sports(通称G's=ジーズ)」として、本年央から順次発売していくと発表した。
G'sは、「自分だけのクルマ」を所有することにこだわりを持つ顧客に、個性の際立つ内外装デザインやスポーティな走りを持つクルマを提供するために、従来のカスタマイズメーカーによる委託開発ではなく、トヨタ自動車が自ら開発するスポーツコンバージョン車シリーズ。
具体的には、ベースとなるクルマに専用のエアロパーツやスポーツシートといった内外装部品、スポーツサスペンションなどを架装。特に「走りの味」には強くこだわり、レクサス『LF-A』でのニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦や、トヨタ『iQ』をベースにした「GAZOO Racing tuned by MN」を開発したGAZOO Racingのテストドライバーが専属でチューニングを行い、操る楽しさを追求したモデルとしている。
また、架装工程の一部インライン化するなどで生産コストを下げ、求めやすい価格で、より幅広いユーザーに「走りの味」「クルマの楽しさ」を提供することをめざしている。
なお、15日より千葉・幕張メッセで開催している世界最大級のカスタムカーの祭典東京オートサロンにて、G'sのコンセプトモデルを出品している。