ブリヂストンは、同社製の航空機用ラジアルタイヤが三菱航空機が開発を進めている国産ジェット機である次世代リージョナルジェット機Mitsubishi Regional Jet(MRJ)に装着されることが決定したと発表した。タイヤは、MRJの降着装置システムを担当する住友精密工業へ納入する。
ブリヂストンの航空機用タイヤはこれまで100席以上の大型航空機向けに供給してきたが、今回新たに70 - 90席クラスのリージョナルジェット機であるMRJにも供給、事業領域を拡大する。
今回MRJに装着される主脚用タイヤは、軽量化と耐久性能向上の両立を実現した最新ラジアル構造「RRR(トリプルアール)」を採用している。このRRRを採用したタイヤは、エアバス「A380」やボーイング「777-300ER」に採用されているほか、ボーイング「787」やエアバス「A350XWB」への採用も決まっている。