【ジュネーブモーターショー10】リンスピード UC?…EV!

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リンスピード UC
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スイスのチューナー、リンスピード社は16日、2010年3月4日に開幕するジュネーブモーターショーに、『UC?』を出品すると発表した。小型EVのコンセプトカーで、将来の市販を想定している。

リンスピードは、フランク・M. リンダークネヒト氏が1977年に設立したエンジニアリング会社で、おもにドイツ車のチューニングを手がけている。毎年ジュネーブモーターショーに斬新なコンセプトカーを出品し、話題を集めることでも有名。2009年に発表した『iChange』(アイチェンジ)は、世界初の乗車定員に合わせて変化するボディを採用したコンセプトEVだった。

2010年のジュネーブには、UC?を出展。UC?には、「アーバン・コミューター」と「You see?」の2つの意味が込められた。ボディサイズは全長約2500mmとコンパクト。丸型のヘッドライト&テールランプが、愛嬌ある表情を演出している。

モーターは最大トルク12.6kgmを発生。最高速110km/h、最大航続距離120kmの実用性を持つ。長距離移動の際には、鉄道の貨車への積載を想定しており、簡単に積み下ろしができる機構を採用。バッテリー(2次電池)の詳細は公表されていないが、インターネットによる充電予約システムを導入するという。

リンスピードのリンダークネヒト代表は、「UC?は未来の知的な移動手段を提案するモデル」と説明。近い将来、このUC?を量産に移す構想を描いている。

《森脇稔》

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