レクサス LX570、バハ1000を完走

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バハ1000で完走したLX570
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米国トヨタ販売は20 - 21日にメキシコで開催されたオフロード耐久レース「バハ1000」に、レクサス『LX570』が出走し、完走を果たしたことを明らかにした。

バハ1000は、今回で42回を数える砂漠レース。メキシコのバハカリフォルニア州エンセナダを起点に、約1080kmを昼夜通して27時間以内に走り抜き、順位を競うレースだ。コースの大半が砂漠で、完走率は約50%と非常に厳しいレースとして知られる。

レクサス LX570は、2007年4月のニューヨークモーターショーで初公開。トヨタ『ランドクルーザー200』のレクサス版で、5.7リットルV8(381ps)を搭載。ランドクルーザー200よりも、高級感を高めた内外装を採用している。

「JTGray」チームは、このLX570に最低限の改造を施し、バハ1000の「ストックフルクラス」へ出走。ドライバーには悪性リンパ腫を患いながら、奇跡の回復を遂げた新人レーサー、Joe Bacal氏を起用した。同氏は6月の「バハ500」で、初出場ながら見事クラス優勝を成し遂げている。

しかし、今回のバハ1000は、厳しいレースとなった。というのも、強風によって砂漠の砂が舞い上がり、視界が非常に悪かったのだ。Joe Bacal氏は「前走車を追い抜く機会はたくさんあった。でも視界が悪すぎてリスクを冒せなかった」と、レースを振り返る。

さらに、LX570にはメカニカルトラブルが発生し、2度の停車を余儀なくされた。スタックに見舞われたこともあり、ゴールした時には、規定の27時間を超えていた。完走はしたものの、前回のバハ500のような結果は残せなかったのだ。

レースを終えたJoe Bacal氏は、「レースデビューとなった今年は、多くの関係者の協力のおかげで、素晴らしいレースが出来た。皆さんに感謝したい」と述べている。しかし、Joe Bacal氏にとって、今回のバハ1000が3度目のレース。完走しただけでも立派といえるかもしれない。

《森脇稔》

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