【トヨタF1撤退】発表!!---業績が低迷、本業に経営資源を集中へ

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アブダビGP(小林)
  • アブダビGP(小林)
  • 小林選手(左)と山科代表(アブダビGP)
  • 2002年モナコGP(マクニッシュ)
  • 2003年日本GP(ダマッタ)
  • 2005年中国GP(R. シューマッハ)
  • 2007年ハンガリーGP(トゥルーリ)

トヨタ自動車は4日、フォーミュラワン(F1)から今シーズンで撤退すると発表した。同社は業績が回復しているものの、2期連続赤字は避けられない状況で、コスト削減を徹底するとともに、本業に集中するため、F1からの撤退を決断した。

F1からは2008年シーズンでホンダが撤退しており、タイヤのワンメイクサプライヤーのブリヂストンも経費削減のため、2010年シーズンでの撤退を表明している。日本企業はF1からほぼ全面的に撤退する。

スーパーアグリやホンダのF1撤退後、トヨタがF1から撤退するとの観測はたびたび報じられてきたが、パナソニック・トヨタ・レーシングの山科忠チーム代表が、トヨタは2012年までのコンコルド協定を締結しているとして、これまで短期的なF1撤退を否定してきた。

トヨタはグローバル展開する一環と、トヨタグループ従業員に夢を与えるとの目的から2002年に自動車レースの最高峰であるF1に参戦した。2005年シーズンにコンストラクターズ4位となった以外は、チーム成績は全体的に低調だったが、2009年シーズンにシンガポールGPと日本GPでチーム最高成績となる2位となった。

トヨタは、業績が低迷している中で、住宅事業をトヨタホームに移管するなど、自動車の開発・生産・販売という本業に経営資源を集中させている。F1撤退もこうした一環。

《レスポンス編集部》

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