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ドクターヘリの離発着訓練、高速道路を通行止めにして初の実施

2009年10月13日(火) 09時50分

埼玉県は7日、埼玉県坂戸市内の首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・坂戸インターチェンジ(IC)付近の一部区間を通行止めにして、ドクターヘリを本線上に離着陸させる訓練を行った。高速道路の開通区間を通行止めにして離着陸訓練を実施するのは全国初。

この訓練は埼玉県が主体となり、警察や消防の関係者など約110人を動員して実施された。坂戸市小沼(N35.58.2.3/E139.27.3.6)付近の圏央道内回り・坂戸ICを走行中のマイクロバスが前走の乗用車に追突。バスの乗客7人が重軽傷を負い、このうち1人が呼吸困難に陥った…という想定で行われた。

地元消防がドクターヘリの出動を要請し、これを受けて川越市内にある埼玉医大総合医療センターからドクターヘリが離陸。警察が現場付近の内回り・外回りともに通行止めを実施。ドクターヘリは事故発生から約25分後、通報からは約10分後には現場に到着した。

ドクターヘリは事故現場からは約200m離れた本線に着陸。負傷者を乗せた後、再び病院に向けて離陸した。往路と同様、病院へは約10分で到着している。

今回の訓練は午前10時40分から午前11時30分までの間、一般車両の通行止めを実施。迂回路も設定した上で行われているが、このように営業中の開通区間を通行止めにした上でドクターヘリの離発着訓練を実施した例は過去に無い。本線への離着陸訓練も千葉県内において開通前の区間で実施した一例があるのみだ。

埼玉県は「高速道路では多重衝突など、一刻を争う事故が起きることが多い」として、国に訓練実施の認可を申請。今回の実施にこぎつけた。同県内では今回の訓練が実施された圏央道や関越自動車道は幅員が広く、付近に高圧電線などが無く、防音壁が低い区間であればドクターヘリの離発着が可能だという。

《石田真一》

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