NECエレクトロニクス、ソフトウェアのパッケージを市販…AUTOSAR標準

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NECエレクトロニクスとインドのソフトウェア設計サービス会社KPITは、基本ソフトウェアパッケージを共同開発し、10月6日から市場投入を開始した。

車載用ソフトウェアの標準化団体「AUTOSAR」が定めた「AUTOSAR R3.0」に基づくAUTOSARに準拠することで、自動車メーカーに幅広く供給することを目指す。

今回共同開発したパッケージは、車載制御ユニットメーカーや自動車メーカーが最新のAUTOSAR仕様R3.0に準拠したシステムを構築する際の、ソフトウェアの開発負担を軽減するもので、NECエレの32ビットマイコン「V850」と、KPITのCAN、LINなどの通信管理用ミドルウェアと「RTE(ランタイム環境)」などで構成する基本ソフトウェアモジュール。

また、共同開発により、NECエレは自社製の32ビットマイコンのV850のFシリーズ30品種とFlexRay通信コントローラ内蔵マイコン「V850E/PH03」1品種にAUTOSAR R3.0準拠したマイコン駆動用ソフトウェア「MCAL(デバイスドライバ)」を開発し、市場投入する。KPITは、NECエレの31品種のマイコン向けに自社製の基本ソフトウェア開発し、製品化する。

《レスポンス編集部》

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