トヨタ自動車は豊田章男社長をトップとする新経営体制が本格始動した。今期まで2期連続の赤字から早期の脱却を図り、新たな成長への基盤づくりを進める。豊田社長が掲げたキーワードは「地域」だった。
豊田トヨタ社長、トヨタは「凋落の第4段階」にある
トヨタ自動車の豊田章男社長は2日、東京の日本記者クラブで講演し、同社の経営状況や今後のクルマづくりの方向性などを語った。
豊田社長は冒頭、経営学者であるジェームズ・コリンズ氏の「企業が凋落する5段階」という指摘を引用。トヨタは「規律なき規模の追求」などを経て「救世主にすがる」という凋落の「第4段階に位置すると考えている」と述べた。
ここでいう「救世主」は「私のことではない」と断ったうえで、「第4段階からの復活も可能であり、それには人材が大変重要な要素になる」と指摘した。「人材」は「トヨタが誇るべき宝物」とし、凋落の危機を救うのは従業員との考えを示した。
トヨタには「教え、教えられるというDNAがある」とも指摘。同社の伝統である人材育成に一層の力点を置きながら、早期の業績回復など再建への舵取りを進める方針を表明した。
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トヨタ自動車は、2期連続の赤字決算というかつてない経営環境。そのなかで登板した豊田章男新社長は「トヨタグループ全員が力を合わせれば必ず『力強いトヨタ』を再構築できる」と、再建への決意を表明。
トヨタ自動車の豊田章男社長は25日、東京都江東区の「MEGA WEB」内で内山田竹志氏ら5人の副社長とともに就任後初の記者会見を行った。
トヨタ自動車の豊田章男社長は25日、東京都江東区の「MEGA WEB」内で内山田竹志氏らで5副社長とともに就任後初の記者会見を行った。
トヨタ自動車が発表した8月の生産・販売・輸出実績によると、グローバル生産台数は前年同月比8.7%減の50万8673台となり、1ケタ台のマイナスにまで回復してきた。
米国トヨタ販売は1日、9月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は12万6015台で、前年同月比は16.1%減(季節調整済み)。8月の10.5%増から一転、2か月ぶりのマイナスとなった。
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