定員外乗車のワゴン車、衝突---5歳の女児が死亡

自動車 社会 社会

2日夕方、宮崎県都城市内の国道10号を走行していたワゴン車が対向車線側に逸脱。道路右側の標識柱に衝突する事故が起きた。クルマには子供を含む10人が乗車。このうち5歳の女児が死亡、運転者を除く8人が重軽傷を負った。

宮崎県警・都城署によると、事故が起きたのは2日の午後5時15分ごろ。都城市五十町付近の国道10号を走行していたワゴン車が対向車線側に逸脱。道路右側に設置されていた標識柱に激突した。

クルマは中破。後部座席にシートベルト未着用で同乗していた5歳の女児が前方に投げ出され、腹部などを強打。近くの病院に収容されたが、内臓破裂が原因でまもなく死亡。同乗していた大人4人と子供4人が骨折や打撲などの重軽傷を負っている。警察はクルマを運転していた62歳の男性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いている。

現場は片側1車線の緩やかなカーブ。ワゴン車の定員は大人8人だが、事故当時は子供を含む10人が乗車。子供2人を大人1人と換算するため、当時は大人9人が乗車していたのと同等になるという。

警察では定員外乗車が事故を招いた可能性もあるとみて、事故当時の状況について詳しく調べを進めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース