路線バスの運転手が突然死、6台巻き込む事故

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20日夜、千葉県柏市内の市道を走行していた回送中の路線バスが信号待ちの車列に追突。クルマ5台と接触しながら路肩を走り抜け、交差道路から進行してきた乗用車と出会い頭に衝突する多重事故に発展した。バス運転手は疾病が原因で死亡している。

千葉県警・柏署によると、事故が起きたのは20日の午後7時25分ごろ。柏市柏の葉1丁目付近の市道を走行していた東武バスイーストの路線バスが、前方で信号待ちをしていた車列に追突した。

バスは最後部にいたクルマへ追突した直後、道路左側の路肩に逸脱。追突車と合わせ、5台のクルマに接触しながらも止まらずに前進を続けた。さらに信号無視をして交差点に進入した結果、交差道路を右方向から進行してきた乗用車1台と出会い頭に衝突。この後にようやく停止している。

バスの車体は中破。運転していた59歳の男性に目立つ外傷は無かったが、意識不明の状態だった。男性は病院に収容されたが、意識を回復することなく死亡。事故に巻き込まれたクルマ6台に乗っていた7人も打撲などの軽傷を負った。

その後の調べで、バスを運転していた男性には心臓病の既往歴があったことが発覚。追突直前に心臓発作を起こし、意識を失っていた可能性が高くなった。警察ではバス会社の関係者から勤務状況などについて事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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