ルノーのデザイントップ交代…ルケマン後任は元マツダのヴァンデンアッカー

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ルノーのデザイントップ交代…ルケマン後任は元マツダのヴァンデンアッカー
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仏ルノーは4月10日、来る10月30日でコーポレートデザイン担当上級副社長取締役のパトリック・ルケマンが退職することを発表した。ルケマンはルノーに22年間在籍した。後任は9月に、ローレンス・ヴァンデンアッカーが任命される。マツダのデザイン本部長からの転籍。

ルケマンは1945年2月生まれ。66年にシムカでキャリアをスタート、68年にフォードモーターに転じ、81年にはフォード・ドイツのデザイン部長に就任する。85年にVWアウディグループに移籍、デザイン戦略担当本部長になる。

87年にルノー入りし、新設のコーポレートデザイン担当副社長に就く。95年には品質も担当業務に含め、品質・デザイン担当上級副社長取締役となる。日産との提携にあたっては協同デザイン指針グループを監督することになり、これは現在まで続いている。

ルケマンの在籍中にルノーデザインは国際的な組織となり、またデジタルデザインでは業界をリードする位置を占めるようになったと評価される。

ヴァンデンアッカーは65年9月生まれ。90年にトリノのデザインシステム社でキャリアをスタート、アウディ(独)、SHRパーセプチュアル・マネジメント社(米)を経て、98年にフォードモーターに入社、カリフォルニアスタジオでブランドイメージング・グループのチーフデザイナーになる。

2003年にはディアボーンのデザインスタジオで、フォード『エスケープ』プラットフォーム担当のチーフデザイナーに、05年には戦略デザイン担当のチーフデザイナーに就任、06年には広島のマツダのデザイン本部長になる。4月10日付けでマツダを辞し、5月15日付でルノー入りする予定だ。

《高木啓》

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