東京発ブルートレイン「はやぶさ・富士」最終日

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3月14日のダイヤ改正で姿を消すブルートレイン、寝台特急「はやぶさ・富士」(東京 - 熊本・大分)。13日の東京駅9・10番線ホームは、同列車の最後の出発シーンを見届けようとする3000人以上のファンで埋め尽くされた。

最後まで残った東京 - 九州間ブルートレイン「はやぶさ・富士」の乗車率は、JR九州によれば、ここ数ヶ月は惜別ファンの記念乗車などによって乗車率100%という数字を出してきたものの、2007年度の平均では約20%。1989年時と比べるとおよそ4分の1まで減少したという。

東京から九州まで行く夜行の公共交通といえば、1990年に登場の、新宿と博多を結ぶ西鉄高速バス「はかた号」があげられるが、こちらの乗車率は常に概ね好調のよう。東京 - 博多間の通常期料金で比べると、同列車で約2万3000円、同バスで約1万5000円。似ているルート・所要時間でおよそ8000円の開きがある。

また、夜を徹して関西方面へ向かう公共交通のひとつとして、ウィラートラベルのツアーバスに目を向けると、同社の全路線全便の昨年の平均乗車率は90%超。今後の目標として95%超を掲げているという話もある。

ブルートレインという公共交通が時代に取り残された存在となってしまったことが、乗車率だけを見てもわかる。そして高速バスは今後、高速道路大幅値下げによるマイカー利用増加という事態に対応する局面にさしかかっている。

《レスポンス編集部》

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