トヨタ自動車の木下光男副社長は15日、ピックアップトラックなどの生産調整のため、8月上旬から休止している米国テキサス工場などの生産再開は、予定通りできるとの見通しを明らかにした。
トヨタは販売の低迷が続くフルサイズピックアップの『タンドラ』および大型SUVの『セコイア』を生産調整するため、テキサス工場のすべてとインディアナ工場の一部ライン、さらに両モデルのエンジンを生産するアラバマ工場の一部ラインを休止している。
計画では8月上旬から約3か月間の休止としていたが、両モデルの「在庫調整が順調に進んでいる」(木下副社長)ことから、11月には順次生産が再開できる見通しという。
ただ、米国市場は依然として厳しい情勢にあり、木下副社長は「再開しても当初から2直(2シフト)というわけにはいかないだろう」と述べた。