水没ボンドカー、007ファンが高値落札

2008年10月13日(月) 21時02分
水没ボンドカー、007ファンが高値落札の画像
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映画007シリーズ最新作、『慰めの報酬』の撮影中に事故を起こし、湖に転落したボンドカー、アストンマーチン『DBS』が、このほど007コレクターによって35万ドル(約3500万円)という高値で落札されたことが判明した。

事故は2008年4月に発生。DBSはイタリア北部ガルダ湖畔での撮影に向けて移動していた。すると、早朝の大雨の中、コントロールを失い、ガードレールを突き破って湖に転落。運転していたスタントマンは、今まさに水没しかけているDBSから這い出し、奇跡の生還を遂げたという。

もしカメラが回っていれば、映画さながらの迫力のシーンが収められたと思われるが、事故の代償は改造費25万ドル(約2500万円)をかけた特別なボンドカーが全損と高くついた。そして、アストンマーチンは急遽、もう1台のボンドカーを製作する必要に迫られた。

水深45mの湖底から引き上げられたボンドカーは見るも無残な状態。しかし、007コレクターの元に35万ドル(約3500万円)で引き渡されることになった。ちなみにDBSの新車価格は27万ドル(約2700万円)だから、8万ドル(約800万円)ものプレミアがついた計算だ。もちろん、このDBSは自走不能のスクラップで、オブジェとしての価値しかない。

この話を伝え聞いたジェームズボンド役のダニエル・クレイグ氏は、「事故のことはよく覚えてるよ。とにかく彼が無事でよかった。僕は後日、彼を見つけて握手したんだ」とメディアに語っている。

事故の当事者にとっては、クレイグ氏そしてボンドカーを落札したコレクターに頭が上がらない思いだろう。それにしても、まさかスクラップに新車よりも高い値がつくとは。ボンドカーの威力はさすがだ。

《森脇稔》
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