ケンウッド、中国企業の意匠権侵害訴訟で勝訴が確定

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ケンウッドは、中国のシンセン市欧標実業発展有限公司を相手取って、シンセン中級人民法院に提訴していた意匠権侵害に関する2件の訴訟について、最終審で勝訴判決が確定したと発表した。

ケンウッドは2005年11月、欧標実業社が製造販売を行っていた『TH-378』『TH-307F』が、ケンウッド製無線機器『TK-278/378』『TK-2160/3160』を模倣した意匠権の侵害に当たる製品と判断し、同製品の製造・販売中止と2件合計で賠償金60万元(約900万円)の支払いを求めて中級人民法院に提訴した。

2006年7月の第一審判決では、欧標実業社および代表者に対し、賠償金総額9万元(約135万円)の支払いを命じる判決が下され、ケンウッドの全面勝訴となった。その後、欧標実業社の上告により審理されていた広州高級裁判所でも、上告棄却による「第一審判決維持」が言い渡され、ケンウッドの勝訴が確定した。

この判決により、欧標実業社に対して前述の損害賠償のほか、模倣品の製造・販売の中止、模倣品の破壊、雑誌・ホームページでの謝罪文の掲載などが言い渡された。

ケンウッドは今後、判決が確実に実行され、罰則が正確に履行されていくよう全力を尽くすと、している。

《レスポンス編集部》

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