GPS位置情報端末と合鍵を使い、売却したクルマを盗み出す

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滋賀県警は18日、インターネットオークションを通じて販売した中古車の現在位置をGPS利用の位置情報端末で把握し、合鍵を使って盗み出した30歳の男ら3人を窃盗容疑で逮捕していたことを発表した。盗んだクルマは再びオークションに出品していたという。

滋賀県警・彦根署によると、窃盗容疑で逮捕された3人は2007年12月24日夜、愛知県安城市内の駐車場から、26歳の男性が所有するワゴン車を盗難した疑いがもたれている。被害に遭った男性はインターネットオークションを通じ、このクルマを事件の2日前に購入していた。

出品していたのは逮捕された3人で、男たちは男性に無断でGPSを利用した位置情報端末を設置。引き渡した後にこの端末の情報を照会してクルマの位置を特定。合鍵を使って盗み出していたとみられる。

3人はこのクルマを再びオークションに出品したが、盗まれた男性がそれを発見。別人を装って再び落札。クルマの引渡しに来た男を確認し、警察に届け出た。

警察によると、位置情報端末を悪用した盗難は全国でも珍しいケースとしている。

《石田真一》

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