ゼネラルモーターズ(GM)が1日に発表したグローバル生産計画によると、年間生産台数は924万8000台と前年比0.7%の増加にとどまる見通しだ。首位争いを演じるトヨタ自動車のグローバル生産計画は942万台と、年初の計画から変更していない。
GMは今年第4四半期(10 - 12月)のグローバル生産見通しを、前年同期比2.9%増の234万2000台とした。これにより、1 - 9月までの実績と合わせた07年の生産台数は924万8000台となる見通しだ。
トヨタの世界生産は、1 - 9月実績でGMを8万台4000台上回った。新潟県中越沖地震で、7月、8月に6万台の生産遅れが発生したものの、渡辺捷昭社長は、全て年内に取り戻す方針を示している。年間ではGMに17万台あまりの差をつけ、生産台数で初の世界一になる。