ホンダの福井威夫社長は、近未来燃料電池車をイメージした『PUYO』に乗って東京モーターショー・プレスブリーフィングに登場、環境対応のコンセプトカーを中心に紹介した。「次世代のハイブリッドスポーツの方向性を示す」と表現したのが『CR-Z』だ。
そのうえで福井社長は「これをベースにしたモデルの早い時期の商品化を目指している」と述べ、同車を単なるコンセプトに終わらせないとの方針を示した。
ホンダは2009年に『シビックハイブリッド』より低価格とするハイブリッド専用モデルを日米などに投入する。こちらはファミリーカーの位置づけだ。
福井社長はCR-Zをベースとするハイブリッドモデルの発売時期は示さなかったものの、同社幹部によるとファミリーカーと同じ09年になる可能性が高いという。