スバルは東京モーターショーに『EXIGA CONCEPT』を参考出品する。スバルに対して、ミニバンの開発・発売を望む声は以前から高かったのは事実。そこでこのエクシーガ・コンセプトだ。
一時、オペルから『ザフィーラ』をOEM供給してもらい『トラヴィック』の名で販売したこともあったが、ユーザーとしてはやはり心底スバルらしいミニバンを求めるのは当然だろう。
スタイルとしてはハイト系ミニバンというよりも、『レガシィ』をミニバンにしたかのようなシルエット。サイドを貫くラインは流麗そのもので、さらにスバルお得意のSUVのエッセンスも絶妙にプラス。ほかにあまり類を見ないキャラクターをしているし、一見して、スバルらしさにあふれるていることはひしひしと感じられる。
サイズ的にも全長=4780mm/全幅=1775mm/全高=1630mmで、かなりボリュームはあり、存在感はじゅうぶん。細かい造形を見てみても、「均整の取れたアスリートの身体のような、高い運動能力を感じさせるとした」(デザイン担当者)というだけに、迫力すら感じるほどである。さらにキャンディレッドのボディカラーもじつに印象的で、さすがにこのまま市販化にはならないだろうが、エッセンスはうまく残してほしいものだ。