GMは来週オープンのNYオートショーで、リッターカーコンセプトのシボレー『トラックス』を発表する。
昨年サブコンパクトカーがブームとなった米国では、クライスラーが中国チェリーとのベンチャーでコンパクトカー製造に乗り出すなど、ビッグ3でもコンパクトクラスへの注目度が高まっている。
GMはこのトラックスについて、「燃費は確かにコンパクトカーの目的のひとつだが、それだけではなくコンパクトクラスの価値観、デザインをこのコンセプトによって追求した」とコメントしている。
昨年ヒットした日本のコンパクトカー、ホンダ『フィット』、日産『ヴァーサ』などを見ても明らかなように、コンパクトカーは単にサイズの小さなエコノミーカーからおしゃれで可愛く、性能も良い車、という認識に変わりつつある。
GMではトラックスのほか『グルーブ』、『ビート』という3種類のコンパクトカーのデザインコンセプトを作成し、今後のコンパクトカーマーケットの動向に注目している、という。
これらは韓国にあるGMのデザインセンターで作成されたもので、大宇自動車からの流れを汲んでいる。ただしこれらのコンセプトを製作、販売することについてはGM内にも慎重論があり、現時点では市販化は決定していない。
米でのコンパクトカーブームにさらに火をつけることになるかも知れないコンセプト、GMが出す結論に注目。