ジュネーブモーターショーでお披露目された『マツダ2』(日本名『デミオ』)のチーフデザイナー前田育男氏は、「新型のインテリアは、従来の直線的なインパネとスペースがタップリしたものから、タイトなエリアの中にも広がりを感じさせるものをテーマにしています」と語る。
「上から見ると大きく弧を描く形状のインパネは上下二つのウィングに分け、空間の抜けを表現。中央はドライバーに近く、コーナーはAピラーに近づくような遠近感を用いて広がりを表現しました。リアシートもヒップポイントを下げて前後方向にリラックスして座る形状を取り、後席の居住性も快適になるように仕上げました」と言う。
ライバルのBセグメントモデル達がサイズアップ&トールボディ化して行く中、『マツダ2』はキビキビとした躍動感溢れるBセグメント本来のスタイルを表現している。