血が怖くて逃げた---クルマを捨てて逃げた飲酒男を逮捕

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8日未明、広島県広島市中区内の市道で、自転車で道路を横断していた男性が乗用車にはねられ、意識不明の重体となる事故が起きた。運転していた20歳の男はクルマを捨てて徒歩で逃走したが、後に現場へ戻ったところを逮捕されている。

広島県警・広島中央署によると、事故が起きたのは8日の午前0時20分ごろ。広島市中区大手町1丁目付近の市道を自転車で横断しようとしていた24歳の男性が、進行してきた乗用車にはねられた。男性はフロントガラスで頭を強打し、病院に収容されたが意識不明の重体となっている。

クルマを運転していた男は現場近くに乗り捨て、徒歩で逃走したことから、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。事故から約45分後に現場に戻ってきた20歳の男がひき逃げへの関与を認める供述を行ったことから、業務上過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕された。

男からは呼気1リットルあたり0.25ミリグラムのアルコール分を検出。調べに対しては「血が怖くなって逃げた」などと話している。警察では飲酒運転の容疑でも調べを進めている。

《石田真一》

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