北京のプローブ実証実験が成功

自動車 テクノロジー ITS

ITSジャパンは20日、同組織が技術支援を行い、北京で実施された道路交通情報提供システムの実験が成功したことを明らかにした。  

12月19日に行われた今回の実験は、約4000台のタクシープローブ情報を活用してドライバーに渋滞情報を提供するというもので、中国・北京市交通信息中心(北京市交通情報センター)が主体となって実施。システムは日本のVICS技術をベースとしており、ITSジャパンを中心に日本のITS関係諸団体・省庁が開発を支援したが、中国独自の技術も加えられているという。

北京市では、実験の成果を踏まえて、同市で開催される2007年のITS世界会議や2008年のオリンピックでの実用化に向けた取り組みを進めていくという。またITSジャパンは「日本の先進的なITS技術を、今後も中国などアジア諸国の道路交通問題解決に役立てていきたい」(広報部)とコメントしている。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集