パトカー追跡のクルマが当て逃げ、徒歩で逃走の男を逮捕

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3日夜、富山県黒部市内の県道で、パトカーに追跡されていた乗用車が交差点で出会い頭の衝突事故を起こした。相手側の運転者は重傷。運転していた男はクルマを捨てて徒歩で逃走していたが、翌未明に逮捕されている。

富山県警・黒部署によると、事故が起きたのは3日の午後8時50分ごろ。黒部市三日市付近の県道をパトロールしていた同署パトカーが、踏切手前での一時停止を行わないまま進行する乗用車を発見。停止を命じたが、クルマはこれを無視して逃走を開始した。

パトカーはサイレンと赤色灯を使用した状態で約800m追跡したが、クルマは黒部市堀高の県道交差点で、交差道路から進入してきた別の乗用車と出会い頭の衝突事故を起こした。双方のクルマは大破して自走できなくなったが、逃走車を運転していた男は徒歩でその場から逃走した。被衝突側のクルマを運転していた39歳の女性は胸部骨折などの重傷を負っている。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、4日未明に22歳の男が家族に連れられて同署に出頭。ひき逃げの容疑を大筋で認めたため、業務上過失傷害や道路交通法違反容疑で逮捕している。警察では逃走の動機について男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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