「次に買う車はハイブリッド」が過半数…JDパワー

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「次に買う車はハイブリッド」が過半数…JDパワー
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「次に車を買う時はハイブリッドを考慮する」と答えた人が、アメリカで57%と過半数を超えていることが明らかになった。これは2年以内に新車購入を予定する人に対するアンケート調査の結果。調査を行ったのはJDパワー・アンド・アソシエイツ社だ。

アンケートに答えたのはおよそ4000人で、購入を考慮するのはハイブリッド57%の他「E85エタノール燃料対応車」が49%、「ディーゼル」が12%と、燃費や燃料費に対する関心の高さが伺えた。「ガソリン車のみ」を購入対象と考える人は全体の23%にとどまっている。

また、ハイブリッドを選ぶことでガソリン車よりも購入価格が高くなることについては、平均で5250ドルの出費増を覚悟しているという結果も明らかになった。

しかし一方でハイブリッドによる燃費の向上は平均で28マイル/ガロンと見込まれており、現実の数字と比較して過剰評価されている。実際にハイブリッドモデルと同等のガソリンモデルの燃費の差は平均で9マイル/ガロン程度だという。

同じ傾向がエタノール燃料やディーゼルにも当てはまり、ユーザーは「初期投資が多少高くても燃料費の節約で補える」と考えているが、その数字はあくまで希望的数値、というのが特徴だ。

しかし現在のガソリン価格が続けば、ますますハイブリッドその他のオルタナティブ(代替エネルギー)の比率が増えることは間違いなさそう。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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