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熊本県警がトヨタ幹部3人を送検…リコール隠し?

2006年7月11日(火) 23時17分
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熊本県警は11日、2004年8月に菊池市内で発生したRVと乗用車の衝突事故に関連し、トヨタ自動車の品質保証部長ら3人を業務上過失傷害容疑で書類送検した。部品に不具合が生じてることを知りながら、改善措置を取らずに放置したことが理由だという。

熊本県警・交通指導課によると、問題の事故は2004年8月12日に発生している。菊池市内の県道を走行していたRV(『ハイラックスサーフ』)が緩やかな左カーブを曲がることをできずに直進。対向車線を進行していた乗用車と正面衝突し、双方のクルマに乗っていた5人が重軽傷を負った。

逸脱側のRVを運転していた男性は警察の調べに対して「突然ハンドルが切れなくなった」と供述。車両検証を進めたところ、ハンドル操作を前輪に伝達する「リレーロッド」と呼ばれる部品が金属疲労などが原因で破損しており、男性の供述どおりにハンドル操作ができなくなっていたことがわかった。

この部品については事故から2カ月半後の2004年10月にリコール対象となるが、警察が調べたところ、菊池市での事故が起きる以前に同じ部品を原因としたトラブルが約80件発生していたことが新たに判明した。

警察では「メーカーが事故が起きる以前からトラブル発生を認識していた可能性が高い」として捜査を続けてきたが、最終的に「重大事故を引き起こす部品トラブルを看過した」と判断。衝突事故の主因は運転者のミスではなく、車両側にあったものと認定し、同社で品質管理部長の職にあった3人を業務上過失傷害容疑で検察庁・熊本地検に書類送検した。

事情聴取に対し、3人は「重大な事故が起きておらず、早急なリコールの必要性を感じなかった」と供述。菊池市の事故が起きる以前の事故は、駐車場内などいずれも低速走行時であり、重大な危険性の認識が薄かったようだとする。

《石田真一》
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