オートサロンはもともとショップの合同展示会といった性格を持っていたが、カスタマイズが社会的に認知され、大手量産車メーカーも出展するようになった。今回の東京オートサロンでは量産車の先行展示が多い。
例えばトヨタ自動車ではモデリスタ、TRDといったサブブランドによって手を加えられたモデルが会場を飾る。日産ではニスモやオーテック、ホンダではアクセス(モデューロ、ドゥーブ)。ホンダの無限、スバルのプローバやゼロスポーツなども常連だ。各社、自社ブランドやサブブランドで来場者にアピールする。
また年の初めに開催される東京オートサロンでは、前年発表された新型車がカスタムベースとして注目される。その傾向はことしも変らず、マツダ『ロードスター』などがそうだが、トヨタ『bB』は年末に発表されたので、開発を先行できた自社カスタマイズ車が展示の中心となる。
さらに今年は、近い将来に市販予定の量産車を自社でカスタマイズして展示する例が多い。トヨタ『エスティマ』、マツダ『MPV』、三菱『i』、スズキ『MRワゴン』、ダイハツ『ビーゴ』など、気になる方は幕張へ。