アメリカ軍トラック、無届け訓練中に事故

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沖縄県警は24日、アメリカ軍(海兵隊)の大型トラックが高速道路の料金所付近でUターンを強行し、他車と衝突する事故を起こしていたことを明らかにした。アメリカ軍側は「訓練」と主張しているが、警察や日本道路公団(JH)側には事前の届け出がなされていなかった。

沖縄県警・高速隊によると、事故が起きたのは23日の午後3時50分ごろ。南風原町新川付近にある沖縄自動車道・那覇インターチェンジ(IC)で、アメリカ海兵隊(キャンプ・ハンセン)の大型トラック4台が料金所を越えた直後にUターンを強行。料金所に向かって進行していた48歳の男性が運転する乗用車と衝突した。クルマは小破したが、乗用車の男性と、トラックを運転していた20歳の海兵隊員にケガは無かった。

海兵隊のトラック4台は隊列を組んで走行。沖縄道の那覇−許田ICを往復する訓練をしていた。ただし、警察やJH側に対しての事前連絡は入っておらず、事故を起こした現場は警察やJH関係の車両を除いてはUターン禁止となっている場所だった。

警察は沖縄県に対して事態を報告。県は防衛庁・沖縄防衛施設局を通じてアメリカ軍側に訓練の詳細を確認するように求めている。沖縄県内ではアメリカ軍の無届け訓練が増化。これによって一般人が巻き込まれる事故も増化する傾向にあるという。

《石田真一》

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