強盗は国道を使う…アメリカ軍関係者3人を再逮捕

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神奈川県警は27日、交通違反の罰金支払いに充てるカネ欲しさに強盗未遂事件を起こしたとして、アメリカ空軍・横田基地に所属する22歳の空軍1等兵ら、いずれもアメリカ国籍を持つ3人の男を強盗未遂容疑で再逮捕した。男らは同じ日に発生した5件の強盗・強盗未遂事件に関与していたとみられ、警察では余罪を追及している。

神奈川県警・国際捜査課によると、強盗未遂容疑で再逮捕されたのは、今年5月14日に横浜市内で別の強盗事件を起こしたとして、日米地位協定に基づいて身柄が引き渡され、その後に逮捕されていたアメリカ軍に所属する男3人。今回の逮捕容疑は同日に大和市内で発生した強盗未遂事件によるもの。

この事件は5月14日の午前1時15分ごろ、大和市中央1丁目の市道で34歳の男性が後方から接近してきた男に羽交い絞めにされ、拳銃のようなものを突きつけられ、「マネー、マネー」と脅され、現金を奪われそうになったというもの。男性はその場から逃げ出したが、襲撃してきた男たちがYナンバー(アメリカ軍関係者の使うナンバー)が付いたクルマに乗り込むのを目撃。警察に届け出ていた。

5月13日深夜から14日未明に掛けては横浜など、国道16号線に近いエリアで同様の事件が5件起きており、このうち1件の容疑で7月上旬に3人を逮捕。余罪について追及したところ、大和の事件で目撃された車両をこのうちの1人が所有していたことが判明。「交通違反の罰金支払いに充てるカネを欲しさに犯行を思いついた」と自供したため、今回の再逮捕につながった。

《石田真一》

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