トラックから鋼材が落下、後続車のドライバーを直撃

自動車 社会 社会

19日、大阪府藤井寺市内の西名阪自動車道で、走行中の乗用車に落下物とみられる鉄パイプが飛び込み、運転していた男性の頭を直撃、この男性が即死する事故が起きた。

大阪府警・高速隊によると、事故が起きたのは19日の午前6時50分ごろ。藤井寺市西古室1丁目付近の西名阪自動車道上り線で、47歳の男性が運転するワゴン車が左車線を走行していたところ、中央車線をふらふらと蛇行していた乗用車が右後部に衝突。そのまま路肩まで押し出された。

停車後、男性がこのクルマに近寄ると、運転席では男性が頭から血を流して倒れており、すでに死亡していた。フロントガラスとリアガラスには何かが突き抜けたような穴が開いており、何かが男性の頭を直撃し、衝突時にはすでに死亡していた可能性が高くなった。

男性の通報を受けた同隊が現場に急行。衝突地点の500mほど手前に長さ2.5m、4cm角の鋼材1本が落ちているのを発見した。

この鋼材には血痕も残されており、現場と車両の破壊痕の状況から、警察では「死亡した男性の運転するクルマの前を走るトラックから積荷の鋼材が落ちた」と断定。トラックの運転手が荷崩れを認識しながら逃走した可能性が高いとして、業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で捜査を開始した。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース