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パチンコ原因の車内放置死、帰宅して隠蔽? 

2005年5月21日(土) 01時48分

熊本県警は18日、パチンコ遊戯中に1歳の男児を駐車場内のクルマに放置し、熱中症で死なせたとして、熊本市内に在住する20歳代の夫婦から保護責任者遺棄致死容疑で事情を聞いていることを明らかにした。

2人は自宅に戻ってから消防に通報していたが、救急隊員が急行したときには男児は心肺停止状態だったという。

熊本県警・熊本東署によると、問題の事件が起きたのは今月14日。熊本市内の病院から「心肺停止の状態で搬送されてきた1歳の男児に熱中症の疑いがある」との通報が寄せられた。

病院は蘇生活動を行ったが、男児は間もなく死亡が確認。その後に行われた司法解剖で死因は熱中症と確定している。

病院に駆けつけた同署員が両親から事情を聞いたところ、当初は「家で体調を崩しているのを見つけた」などと話していたが、容態に不審な点があることを追及したところ、最終的には「パチンコで遊んでいる歳中、駐車場に置いたクルマの中に寝かせていた」と、車内放置の事実を容認した。

このため、同署では保護責任者遺棄致死容疑で捜査を開始。両親から同容疑で事情の聴取を行っている。

これまでの調べによると、両親は14日の午前10時ごろに熊本市内のパチンコ店に出向き、駐車場に止めたクルマの中に男児を残したまま店内に入ったことがわかっている。

2人はその後、約5時間に渡って遊戯を続け、クルマに戻ったのは午後3時ごろ。この段階で男児の異常には気づいていたが、一旦自宅に戻ってから消防に通報したという。

駐車場に止めていたクルマの窓は閉め切った状態となっていたが、事件当日の午後3時ごろには熊本市内で摂氏26.9度を記録。この数値から推測する車内温度は同60度を超えていたとみられる。

警察では「車内への放置が熱中症の原因になったことは間違いない」として、パチンコ店にいる段階でなぜ通報しなかったのかについても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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