ホンダには大豆で儲ける、という意外な一面がある。
日本からアメリカへクルマを輸出し、その帰りの空になったコンテナ船にアメリカ産大豆を乗せて日本へ輸入、これが豆腐や醤油の原料として取引されている。
今年ホンダが輸入販売する大豆は100万ケースにも達する見込みで、ホンダに意外な収入をもたらしているという。
実はホンダがこうした大豆ビジネスを始めたのは1986年のことで、クルマの輸出に使った輸送ルートの効率的な利用を検討した結果が大豆の輸入だった。
アメリカでは大豆やトウモロコシから取れるエタノールをガソリンの注入剤や低排気ガス燃料とすることもあり、大豆は決して自動車と無関係とは言えない。
しかしホンダのビジネスの場合は純粋に食料としての大豆で、なかなかの発想、と米メディアは感心している。