トヨタ自動車は1日、同社とPSAプジョーシトロエングループとのチェコ合弁である「トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル・チェコ」(TPCA)が2月28日、乗用車3車種の生産を開始したと発表した。
トヨタブランドの『アイゴ』をはじめプジョー『107』、シトロエン 『C1』の3モデルで、28日にはジュネーブで張富士夫社長とジャン・マルタン・フォルツ会長が披露した。1日開幕するジュネーブ・モーターショーにも出品する。
新モデルは欧州市場向けの4人乗りの小型車。1リットルガソリンエンジンと1.4リットルのディーゼルを搭載している。張社長は発表の席で、「2社それぞれの個性に基づく異なったアプローチが、この合弁生産に大いに役立った。まさに事業協力の成功事例と言える」と述べた。
TPCAの生産能力は年30万台で、20万台はプジョーおよびシトロエンブランド、10万台はトヨタブランドを生産する。従業員は当初1700人だが、フル生産時には3000人に増やす。