モデルガンを突きつけ現金を奪おうとした男、逃走中に事故

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19日、パトカーの追跡を受けていた恐喝未遂の容疑者の運転するクルマが、交差点で他のクルマと出会い頭に衝突。21歳の男性に軽傷を負わせる事故が起きた。

男は現場から逃走しており、警察では恐喝未遂に加え、業務上過失傷害や道路交通法違反容疑でも男の行方を追っている。

大阪府警・堺東署によると、事件が起きたのは19日の午前3時ごろ。堺市深井沢町付近にある飲食店の経営者から「客として訪れた男から拳銃のようなものを見せつけられ、現金を出すように脅されている」との110番通報が寄せられた。

同署員2人が現場に急行。店の前にいた30−40歳代とみられる男に職務質問しようとしたところ、この男は自分のクルマに飛び乗って逃走を開始。警官もただちにパトカーで追跡を始めた。

クルマは約10分に渡って、信号無視を繰り返しながら逃走。約3km離れた堺市福田付近の交差点に進入した際には21歳の男性が運転する軽自動車と出会い頭に衝突し、身動きが取れなくなった。男は警官が到着する前にクルマを捨てて徒歩で逃走。そのまま姿を消している。

後の調べで、男が乗っていたクルマからはモデルガン1丁を発見。警察ではこれを使って現金を脅し取ろうとした可能性が高いとみて、逃走した男を店主に対する恐喝未遂と、21歳男性に対する業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)容疑で行方を追っている。

恐喝未遂の被害にあった店主によると、この男は以前からも頻繁に店を訪れ、カネの無心をしていたという。当日はあまりに執拗に要求されたが、これを断ったところ、懐に収めていた拳銃のようなものを提示。「これは何かわかるか?」と言いながら現金を要求してきたと証言している。

《石田真一》

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