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「フィアット500保護法」成立間近!?

2004年10月28日(木) 20時31分
今もイタリアのチンクェチェントの多くは、コレクターズアイテムというより、近所のゲタがわりだの画像
たたずむチンクチェチェントの姿は、街角の「憩い風景」の画像

戦後イタリアを代表する大衆車、フィアット『500』(以下チンクェチェント)を国家的に保護する? 27日、イタリア共和国上院の委員会では、思わずそう信じてしまいたくなる法案の審議が始まった。

内容は、新車から25年が経過した排気量1000cc以下のクルマに、
(1)自動車税の免除(現行は新車から30年以上経過したクルマが対象)
(2)車検期間を2年から4年に延長
(3)自動車の通行規制が敷かれている都市中心部への進入を許可する
といった各種恩典を与えようというものだ。

この法案、さすがに表向きはメーカー・車種を特定していない。だが真っ先に恩恵を受けるのは、1957年−77年に約400万台が製造され、歴史的名車とされながらも、現在も日頃の足として使われているフィアット・チンクェチェントであることは明らかだ。

また対象車は排ガス濃度が基準以下であることを条件にしているものの、排ガス未対策車削減と市場活性化のため、96年から何度か実施してきた新車買い替え奨励金政策と矛盾する。

しかし与野党超党派の議員に支持されており、「チンクェチェントは歴史遺産のひとつだ」と公言する熱い(?)議員まで飛び出して、来年からの施行が目指されている。この法案、早くもイタリアでは「チンクェチェント保護法」というニックネームで呼ばれている。

《大矢アキオ》
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