フォーミュラカーのようなモノコック、しかしタイヤがボディの前後についている。よく見れば左右にタイヤのあるダイヤモンド・レイアウトのスポーツカーだ。このスポーツカーはフランスのデザイン・コンサルティング会社、デべゼ・デザインが製作した『マンティス』。
スポーツバイクで採用されたことのあるハブセンターステアリングなのかと訊いたところ、「違うよ、タイヤをよく見てくれ!」と両脇のタイヤを指差す。なんと、前輪だけでなく左右のタイヤもステアしているではないか。
つまり3輪操舵ということになり「GTカーの安定性とF1なみのクイックさ」を備えているのだとか。エンジンは「140HPの4気筒エンジン」とのこと。
「マンティス」(かまきり)というネーミングは、真上から見たときに前と横のタイヤのレイアウトがかまきりの顔みたいな三角形だから、らしい。