店の雰囲気や個性を映し、その店で働く一人ひとりがもっと輝けるような商用車を……という発想に基づいてホンダが製作した商用車コンセプトカーが、軽自動車サイズの『P.V』だ。東京モーターショー(11月2日から、千葉県千葉市の幕張メッセ)に出品。
乗車定員4名の商用バンだが、ボディ後ろ半分のサイドウインドウ、リアウインドウを開けると、そのまま屋根つきのピックアップボディになるというのが最大の売り。また、商用車であるというイメージをまったく感じさせない、洒落たポップなエクステリアも魅力的なものだ。
助手席にチップアップ&ロングスライド機構を持たせるなど、インテリアのスペース効率も追求。納品や集金などの記録ができる着脱式のPDAにナビ、オーディオを統合するなど、IT技術の発達を反映した提案も盛り込まれている。
アイデア次第で配送バン、自慢の商品を見せながら走る配送トラック、路上店舗など、さまざまな使い方が可能。新しいワーキングスタイルを自由にデザインしようというメッセージ性に満ちたモデルだ。